桃香耐えた!6位突破 執念71「無職にならなくてよかった」

[ 2018年12月1日 05:30 ]

6位で来季前半戦の出場権を獲得した“黄金世代”三浦桃香
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 日本女子プロゴルフツアーの来季の出場権を懸けた最終予選会は30日、兵庫県加東市の東急グランドオークGC(6456ヤード、パー72)で最終ラウンドを行った。“黄金世代”三浦桃香(19=フリー)は2バーディー、1ボギーの71で回り、通算6アンダーの6位で来季前半戦の出場権を獲得した。ツアー通算2勝の原江里菜(31=NEC)が通算9アンダーの首位で突破。上位35人前後が来季ツアーの前半戦に出場できる。

 左耳の裏にはゴルフボール大の大きな腫れ物。心身共に極限の状態で4日間を戦い抜いた三浦にようやくいつもの笑顔が戻った。

 「不安で死にそうでした」。2番で3パットのミスを犯してボギー。以後はじっと耐えるゴルフを続けた。第1打を左に大きく曲げた7番では10メートルのパーパットを執念で沈めた。その結果、勝ち取った来季前半戦の出場権。「無職にならなくてよかった」と思わず本音も漏れた。

 その容姿から“黄金世代”屈指の人気を誇る。今季は開幕直後の試合で再三上位争いを演じたが、8月以降14試合に出場して予選落ちが10度。プロテストにも失敗した。「これで気持ち良く(開幕戦の)沖縄に行けます」。勝、小祝、新垣ら黄金世代のライバルと再び同じ舞台へ。下積みを経験した三浦の反撃に注目だ。 

 ▼1位原江里菜 ホントに疲れました。来年は絶対にここに来ないのが目標です。(11年以来、2度目のツアー最終予選会1位)

 ▼27位宮里美香 来年の主戦場は日本になります。勝ちたいです。日本で。(プロ転向後主戦場は米ツアー。来季は初の日本ツアー本格参戦)

 ▼20位エイミー・コガ 今年いっぱい勉強させてもらったので来年はそれを生かすシーズンにしたいです。(今夏のプロテストトップ合格)

 ▼79位川岸史果 疲れました。一年間調子を維持するのは大変ですし、今年は良くなかったので。来年はステップ(・アップ・ツアー)が中心になると思います。(賞金ランク60位でシード落ちし、来季前半戦の出場権も確保できず)

 ▼83位堀琴音 ちょっとかみ合わなかったかな。でもそれが現実なんで。人生の終わりの感じがします。(賞金ランク114位でシード落ち。来季前半戦の出場権も確保できずに号泣)

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2018年12月1日のニュース