今季で引退フジカキが涙で個人戦に別れ、藤井「やり残したことはない」

[ 2018年11月29日 14:02 ]

バドミントン全日本総合選手権第3日 ( 2018年11月29日    駒沢体育館 )

今季限りで引退する藤井(左)と垣岩は、最後の個人戦を終えて涙を流した
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 “フジカキ”が涙でコートに別れを告げた。女子ダブルス2回戦で、今季限りで現役を引退する12年ロンドン五輪銀メダルの藤井瑞希、垣岩令佳組(再春館製薬所)が、16年リオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)に0―2で敗れた。

 試合が終わると“フジカキ”は感極まりながら“タカマツ”と抱き合った。藤井が「やり残したことはない」と言えば、垣岩も「高橋、松友ペアと試合ができて、幸せなバドミントン人生だった」と振り返った。

 12月の団体戦のS/Jリーグは残っているが、“フジカキ”にとっては今大会が個人戦としては最後の舞台。五輪メダリスト対決となった2回戦で死力を尽くした。第1ゲームは8―3とリード。“タカマツ”に逆襲されてこのゲームを落とすと、第2ゲームも接戦の末に落としたが、2人には充実感が漂った。

 12年ロンドン五輪で日本バドミントン界に初のメダルをもたらした。藤井は「目の前の練習、一本を大切にしながら頑張ってほしい」、垣岩は「一日を無駄なくケガなく頑張って欲しい」と後輩にエールを送っていた。

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2018年11月29日のニュース