山口茜 2連覇へ平常心「自分のプレーを100%出せれば結果はついてくる」

[ 2018年11月26日 17:20 ]

<全日本バドミントン選手権大会前日会見>フォトセッションで手を合わせる(左から)福島、広田、山口、武下(撮影・ 久冨木 修)
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 バドミントンの第72回全日本総合選手権の開幕前日会見が26日、試合会場の東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で開かれた。女子シングルスは2連覇を狙う世界ランキング2位(11月10日現在)の山口茜(再春館製薬所)と、昨年は棄権に終わった同6位の奥原希望(日本ユニシス)の一騎打ちが予想される。会見に出席した山口は「もちろん優勝は目標だが、そこにこだわりすぎず、集中して自分のプレーが100%出せるようにすれば結果はついてくる」と抱負。「(今大会の)優勝が海外で戦うのに重要か、と言われると、そうは考えていない」とクールに答えながらも、「日本のファンに生で見てもらえる機会は、海外でやる大会とは違う」と話した

 男子シングルスは世界ランキング1位の桃田賢斗(NTT東日本)の3年ぶり優勝なるかが見どころ。昨年、準々決勝で桃田を破って初優勝した武下利一(トナミ運輸)は「優勝して日本1位で海外へ行くか、2、3位で行くかは自分のモチベーションに関わる。今大会でも優勝を狙っていきたい」と2年連続の桃田撃破へ意欲を見せた。

 世界を席巻している女子ダブルスは、16年リオデジャネイロ五輪金メダルで世界ランク2位の高橋礼華・松友美佐紀(日本ユニシス)組、前回優勝で世界ランク1位の福島由紀・広田彩花(岐阜トリッキーパンダーズ)組、今年の世界選手権を制した世界ランク3位の永原和可那・松本麻佑(北都銀行)組など大混戦。連覇を目指す“フクヒロ”の福島は「海外でも日本の女子ダブルスは凄く強い。全日本総合で優勝することは海外で試合をするにあたって大事になる」、広田も「海外でも日本人対決がある。全日本総合で日本一になることにも意味がある」と意気込んだ。

 次期日本代表選考に大きな意味を持ち、2020年東京五輪へのスタートとなる今大会は27日に各種目の予選を行い、28日から本選を開始。決勝は12月2日に行われる。

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2018年11月26日のニュース