チャージャーズ リバースが驚異的なパス新記録を2つ同時に樹立 カージナルス戦で25回連続成功

[ 2018年11月26日 13:45 ]

驚異的なパス新記録を樹立したチャージャーズのリバース(AP)
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 NFLは25日に各地で第12週の11試合を行い、チャージャーズは地元カーソン(カリフォルニア州)でカージナルスを45―10(前半28―10)で下して8勝3敗。AFC西地区首位のチーフス(9勝2敗)とのゲーム差を「1」とした。

 試合は第1Qで0―10とされるなど序盤は劣勢だったが、15季目を迎えているQBフィリップ・リバース(36)が絶好調。第2QにはWRマイク・ウィリアムス(24)に2つのTDパスを通し、RBメルビン・ゴードン(25)もランで2つのTDをマークするなど、このクオーターだけで一気に28点を挙げて試合をひっくり返した。

 リバースは前半で投げた19回のパスをすべて成功。前半で15回以上投げたケースでパスをすべて成功させたのは、1998年11月1日にウォーレン・ムーン(当時シーホークス)がレイダース戦で達成(16回中16回成功)して以来、実に20年ぶりの出来事となった。

 リバースは第3Qの6分59秒にWRキーナン・アレン(26)に4ヤードのTDパスを通すまで連続25回失敗なし。通したパスの中にはスクランブルからプレッシャーを受けながらの難度の高い一投もあり、この日は最後まで精度は落ちなかった。

 NFLの連続パス成功記録は現在ドルフィンズに所属しているライアン・タネヒル(30)が2015年に2試合にまたがって記録していた25回(10月18日のタイタンズ戦で7回+同25日のテキサンズ戦で18回)だが、試合開始からの1試合の記録としては2006年9月24日にマーク・ブルネル(当時レッドスキンズ)がテキサンズ戦でマークした22回。リバースはあらゆる条件でのパス連続成功記録に並んだばかりでなく、試合開始からのパフォーマンスとしては12年ぶりにNFL記録を更新した。

 29回中28回のパスを通した(258ヤード、3TD)ため成功率はなんと96・6%。これは2009年9月20日にカート・ワーナー(当時カージナルス)がジャガーズ戦で樹立した92・3%(26回中24回成功)を上回るこの日2つ目のNFL新記録で、第3Qの8分56秒にWRオースティン・エッケラー(23)に投げたショートパスが通っていれば“完全試合”という極上のパスさばきだった。

 カージナルスは2勝9敗。ドラフト全体10番目に指名した新人QBジョシュ・ローゼン(21)のパス成功は19回中12回(105ヤード。1TD)に終わり、チームは3連敗を喫した。

 <その他の結果>

ペイトリオッツ(8勝3敗)27―13*ジェッツ(3勝8敗)

*レイブンズ(6勝5敗)34―17レイダース(2勝9敗)

シーホークス(6勝5敗)30―27*パンサーズ(6勝5敗)

*イーグルス(5勝6敗)25―22ジャイアンツ(3勝8敗)

*バッカニアーズ(4勝7敗)27―9 49ers(2勝9敗)

ブラウンズ(4勝6敗1分け)35―20*ベンガルズ(5勝6敗)

*ビルズ(4勝7敗)24―21ジャガーズ(3勝8敗)

*コルツ(6勝5敗)27―24ドルフィンズ(5勝6敗)

*ブロンコス(5勝6敗)24―17スティーラーズ(7勝3敗1分け)

*バイキングス(6勝4敗1分け)24―17パッカーズ(4勝6敗1分け)

 *はホームチーム

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