愛 最終18番痛恨ボギーでV逸 まさかの1メートパールパットが…

[ 2018年11月26日 05:30 ]

女子ゴルフツアーツアー選手権リコー杯 ( 2018年11月25日    宮崎県 宮崎CC 6471ヤード、パー72 )

18番、パーパットを外し悔しがる鈴木(撮影・白鳥 佳樹)
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 首位と6打差の6位から出た鈴木愛(24=セールスフォース)は13番のイーグルなど66と猛チャージを見せたが、最終ホールで1メートルを外し痛恨のボギー。あと1打足りず今季5勝目と平均ストロークの最少記録更新を逃した。申ジエ(30=韓国)が4アンダー、68をマークし、通算11アンダーで並んだペ・ヒギョン(26=同)とのプレーオフを制し国内21勝目。史上初となる同一年のメジャー3勝を果たした。

 パットの名手がパットに泣いた。通算11アンダーで迎えた18番。1メートルのパーパットがカップに蹴られ、1メートル横に外れると鈴木は天を仰いだ。パーなら今季の平均ストロークが70・0918となり、イ・ボミの歴代最少記録(16年=70・0922)を更新できたが、70・1052となった。優勝も記録更新の夢も1打足りずについえた。「たぶん(パットが)強かった。でも、やれることはやった」と鈴木は必死に前を向いた。

 前半で3つ伸ばすと13番ではチップインイーグルを決めてトップに並んだ。前日ダブルボギーを叩いた14番では2メートルのバーディーパットを沈めて単独トップ。だが最後に落とし穴が待っていた。「いいプレーはしたが、終盤フェアウエーに置けなかった」。ホールアウト後は関係者にねぎらいの言葉をかけられると涙が止まらなかった。

 前半で4勝をマークするなど2年連続賞金女王への道を突き進んでいたが、夏場のケガで後半は失速した。「来年は1年間ケガなく戦えるようにして、年間5勝を目指します」。悔しさを糧に2019年を充実させる。

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2018年11月26日のニュース