初Vの貴景勝 部屋転籍後初の場所で結果「一生懸命頑張ることが結果につながると…」

[ 2018年11月25日 18:11 ]

<大相撲九州場所千秋楽>賜杯を手にする貴景勝(撮影・中村 達也)
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 大相撲九州場所千秋楽は25日、福岡国際センターで行われ、小結・貴景勝(22=千賀ノ浦部屋)が錦木を下して13勝2敗とし、初優勝。2敗で並んでいた大関・高安が結びの一番で御嶽海に敗れ、初の賜杯を手にした。

 大歓声の中「まさかできると思ってなかったので、日々、毎日の相撲が取り切れてよかった」。自身が勝った後は「決定戦になると思って準備をしていました」と結びの一番を見ずに集中力を高めていたという。そんな中で決まった初優勝。「頭を整理するのに時間かかりましたけど、喜びが沸き上がってきました」と初の優勝インタビューでも堂々とした姿を披露した。

 所属していた貴乃花部屋が消滅し、千賀ノ浦部屋に転籍して迎えた最初の場所。「いい稽古できましたし、新しい部屋でも一生懸命頑張ることが結果につながると思って、日々やってきました」と環境の変化さえも力に変えた。幼少期から貴景勝を支えた父・佐藤一哉さんが見守る前で結果を出し「小さいころからプロで活躍することが親子での目標。そこで少し結果を出すことができた」と笑顔も。最後は大関獲りも視野に入る来年を見据え「来場所で成績を残せなかったらダメなので、たがを締めてしっかり自分の相撲を取り切っていきたい」と力を込めた。

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