貴景勝が初優勝 初土俵から26場所 曙に並ぶ史上4位のスピード賜杯

[ 2018年11月25日 17:33 ]

<大相撲九州場所千秋楽>錦木をやぶり、2敗を守った貴景勝 (撮影・中村 与志隆)
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 大相撲九州場所千秋楽は25日、福岡国際センターで行われ、小結・貴景勝(22=千賀ノ浦部屋)が錦木を下して13勝2敗とし、初優勝。2敗で並んでいた大関・高安が結びの一番で御嶽海に敗れ、初の賜杯を手にした。小結の優勝は00年夏場所の魁皇以来、史上9人目。また、14年秋場所の初土俵から26場所での賜杯は、元横綱・曙に並び史上4位のスピード記録となった。

 前日14日目、勝てば優勝が決まった高安との直接対決で敗れたが「悲観する内容ではない」と、気持ちを切り替え臨んだ一番。自己最高位での勝ち越しを決めるなど好調の錦木をはたき込んで高安に重圧を与えると、その高安が敗れてうれしい初賜杯。所属していた貴乃花部屋が消滅し、千賀ノ浦部屋に転籍して迎えた最初の場所で最高の結果を出した。

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