十両筆頭 矢後勝ち越し 新入幕確実 ヤゴからトンボになって羽ばたく しこ名は? 

[ 2018年11月22日 16:59 ]

大相撲九州場12日目 ( 2018年11月22日    福岡国際センター )

<大相撲12日目>寄り切りで明瀬山(右)を下した矢後(撮影・岩崎 哲也)
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 十両・筆頭の矢後(24=尾車部屋)が明瀬山を寄り切り勝ち越し。来場所の新入幕を確実にした。

 「ほっとしました。まずは師匠(尾車親方)、両親、お世話になった人たちに報告したいです」とかみしめるように話した。

 中大卒業後、昨年の夏場所で幕下付け出しデビュー。翌名古屋場所で幕下優勝し秋場所で新十両と順調に出世を続けた。だが、十両で足踏みする。2場所連続で負け越し、幕下に陥落。今年の春場所で再十両となり、ようやく幕内のチャンスをつかんだ。

 「十両に上がってから時間がかかってしまった。なかなか勝ち越せなくて。力不足だと思って稽古をやってきました。引きがなくなり、前に出る相撲を取れているので、こういう成績につながっていると思います」

 幕内昇進が決まれば、本名からしこ名が変わる可能性もある。昨年の新十両昇進会見で、尾車親方は「この世界に入ってまだ2場所。まだ(トンボの幼虫の)ヤゴ。トンボになって羽ばたいたら、しこ名をつけよう」と話していた。

 矢後は「自分ではしっくりくるのがなくて。親方とも相談してないですし、(今は)何も考えていないということで」と白紙を強調していた。

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2018年11月22日のニュース