豪栄道休場 右腕上がらず食事は左手で 診断は「右大胸筋上腕骨付着部筋断裂」

[ 2018年11月22日 12:53 ]

九州場所12日目 ( 2018年11月22日 )

<大相撲12日目>12日目から休場する豪栄道
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 大相撲の東大関・豪栄道(32=境川部屋)が九州場所12日目の22日、「右大胸筋上腕骨付着部筋断裂で約6週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。

 師匠の境川親方(元小結・両国)によると、7日目の平幕・正代戦で右上腕を負傷。8勝3敗として勝ち越しを決めた11日目の夜は右腕が上がらず食事も左手で食べたというが、境川親方と話し合った際には「考えさせてほしい」と決断を保留し、この日朝になって休場を決めた。豪栄道の休場は今年夏場所以来で、通算8度目となった。12日目の対戦相手の関脇・御嶽海は不戦勝。

 豪栄道は負傷を抱えながら、患部をテーピングで固定することもなく8日目以降も土俵に上がり続けたが、9日目の平幕・千代大龍戦、10日目の平幕・朝乃山戦はいずれも立ち合いで左に変化するなど、右腕が使えない状態だった。3横綱不在の状況で大関も休場することになり、九州場所担当部長を務める境川親方は「横綱が全員休んでおり、私の立場からしても本当に申し訳なく思う」と謝罪した。当面は治療に専念することになり、12月2日から始まる冬巡業も、最初からは参加できない見通し。

 十両以上の休場者は、3日目から途中出場した小結・魁聖を含めて5人目となった。12日目に高安―栃ノ心の大関対決が組まれたため、今後休場者が出なければ千秋楽結びの一番は大関と関脇以下による取組となる。同様の取組は、1994年夏場所の大関・貴ノ浪と関脇・琴錦以来となる。

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