栃ノ心 初の年間最多勝も笑顔なし「勝ち越しの方が大事だから」

[ 2018年11月22日 05:30 ]

大相撲九州場所11日目 ( 2018年11月21日    福岡国際センター )

栃ノ心は千代大龍(右)のつきひざで勝ち年間最多勝を達成(撮影・岩崎 哲也)
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 栃ノ心が初の年間最多勝を確定させた。千代大龍のつきひざで白星が転がり込み今年通算57勝目。追っている高安も同53勝目を挙げたが、残り4日となり追い抜くことは不可能だ。それでも、やっと白星が先行しての6勝目に、「足りないね。まだ勝ち越してない。勝ち越しの方が大事だから」と、浮かない顔つきだった。

 相撲内容にも不満が残る。この日も千代大龍の自滅で転がり込んだ勝利。「立ち合いが高い。気づいたら、このへん(下)に相手がいた」と首をかしげた。この日は母国・ジョージアの駐日全権大使、レヴァン・ツィンツァゼ氏が会場へ駆けつけ「最近、心配だから来た」と握手。栃ノ心も笑顔をつくるしかなかった。

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2018年11月22日のニュース