伊調、川井梨は57キロ級出場 全日本で五輪争いが本格化 吉田は欠場

[ 2018年11月21日 20:01 ]

 レスリングの2020年東京五輪代表争いが本格化する全日本選手権(12月20〜23日・駒沢体育館)で女子は五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)と16年リオデジャネイロ五輪63キロ級覇者の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)がともに五輪階級の57キロ級にエントリーしたことが21日、関係者の話で分かった。リオ五輪後に戦列を離れている五輪3連覇の吉田沙保里(至学館大職)は欠場するという。20日が申し込みの締め切りだった。

 全日本選手権は来年の世界選手権代表選考会を兼ねており、日本協会は世界選手権の五輪階級でメダルを獲得した選手を東京五輪代表に決定する。吉田は進退を明言していないが、同じく世界選手権代表選考会の全日本選抜選手権(来年6月・駒沢体育館)を予選会から勝ち上がって優勝し、代表入りする機会は残されている。

 伊調はパワハラ問題で揺れる中、リオ五輪以来の実戦復帰となった10月の全日本女子オープン選手権57キロ級で頂点に立ち、全日本選手権の出場権を得た。川井梨は10月の世界選手権で非五輪階級の59キロ級を制し、全日本選手権では五輪階級に臨むことを明言していた。

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2018年11月21日のニュース