貴景勝初賜杯へ前進 八角理事長「堂々としていて萎縮する性格ではない」

[ 2018年11月21日 19:35 ]

大相撲九州場11日目 ( 2018年11月21日    福岡国際センター )

<大相撲11日目>貴景勝ははたき込みで栃煌山(手前)を下す(撮影・岩崎 哲也)
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 小結・貴景勝が白星を二桁に乗せた。栃煌山にまわしを取られるの嫌って、相手の動きをよく見ながら無理に攻め込まなかった。押し込んでから左に回り込み、タイミングよくはたき込んだ。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「押し込んでいるから余裕がある。いつ、いなそうかという感じでね。ああなったら栃煌山はどうしようもない」と感心しきり。

 これで初賜杯へ一歩前進した。しかし、ここから千秋楽まで苦しい道のりになるのは確か。八角理事長は「(優勝争いは)初めての経験だろうから何とも言えないけど、堂々としていて萎縮する性格ではなさそう。だから力を出し切れるんじゃないかな」と予想した。そして「今まで自分の相撲を貫き通して、(簡単にはたくような)楽な相撲ではなく(最後まで押し切る)苦しい相撲を取ってきたから、こういう結果になっている」とその相撲スタイルを称えていた。

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2018年11月21日のニュース