大鵬の孫、三段目の納谷 勝ち越しも笑顔なく「変わりはないです」

[ 2018年11月21日 13:50 ]

大相撲九州場11日目 ( 2018年11月21日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所11日目>頂(左)を押し倒しで下した納谷(撮影・岡田 丈靖)
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 大鵬の孫、納谷(18=大嶽部屋)が頂を破り4勝目を挙げ勝ち越しを決めた。

 「ちょっと出遅れました」と言いながらも態勢を立て直し突っ張って反撃。徐々に相手を押し込む。左からいなされつんのめるが、すぐに持ち直し最後は左からの一発で押し倒した。

 「引かずに動き回るしかないので、しっかり見ていこうと思っていました」

 秋場所は幕下の壁にぶつかり3月の序ノ口デビュー後初めて負け越し。今場所は2敗を喫したものの最低限の結果は残した。

 ホッとしたか?と聞かれ「変わりはないです」と淡々と答えた。「あと一番あるのでしっかり頑張ります」と前回三段目だった名古屋では6勝しているだけに笑顔はない。

 頭の中は課題を克服することでいっぱいだ。「うまくいかないと思うことが多い。もっと(自分には)圧力があるはずなのに力が出きらない」と悩みを口にする。課題をクリアするために必要なことは何か?と問われると「一生懸命頑張るだけです」と自分自身に言い聞かせるように話していた。

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2018年11月21日のニュース