【芹沢信雄の目】勝みなみ　ワンポイント助言でショット一変

女子ゴルフツアー大王製紙エリエール・レディース最終日 （ 2018年11月18日    愛媛県　エリエールＧＣ松山＝６５２５ヤード、パー７２ ）

１７番でティーショットを放つ勝（撮影・井垣　忠夫）
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　今週の勝さんは強すぎでした。ちょっとしたアドバイスでこんなに変わるとは。改めて彼女のポテンシャルの高さを感じました。

　１０月の富士通レディースで弟子の西山ゆかりと同じ組で回った勝さんを見ました。ショットがあまりにもひどいので彼女のマネジャーに尋ねたところ、最近はずっとこうだという話でした。余計なこととは思いながら「もっと体を回した方がいいよ」と話しました。そうしたらすぐに良くなりました。

　スランプにはいろんな原因がありますが、一番はアマチュア時代より体が大きくなったこと。ウエアも１サイズ上がったと聞きました。当然スイングの時、動きが窮屈に感じますが、これを体が回っていると錯覚していたようです。体を回す練習法としてスイングを正面から見た時、背中が全部見えるようにとアドバイスしました。

　ショートゲームは抜群にうまい選手。今後がさらに楽しみです。　（プロゴルファー）