Bリーグ 買春4選手所属チームの観客減少…京都は「若い女性が減っている」

[ 2018年11月12日 17:05 ]

 バスケットボールのBリーグが12日、都内で臨時研修を行った。8月のジャカルタ・アジア大会期間中のバスケットボール男子日本代表の買春問題と、京都所属選手による窃盗事件を受けて地域ごとに開催しているもので名古屋、広島、仙台、都内に続き5回目。今回で対象となるB1(1部)、B2(2部)の全36クラブが研修を終えた。

 研修では今季第9節終了時点の各クラブの平均入場者数のデータが提示された。川崎が昨年比129%を記録するなどB1の全体では約7%増加したが、買春した4選手の所属する京都(昨年比88・10%)、滋賀(同84・20%)、大阪(同83・70%)、新潟(同75・30%)の4チームは軒並み減少。大河正明チェアマン(60)は「滋賀、大阪、新潟、京都が集客に苦戦していることが8月の事件とは無関係とはいえない。実際に京都の試合を見ると、若い女性の方(観客)が減っている」と説明した。

 再発防止に向け、Bリーグは各クラブにオフコートキャプテンの任命を要請。日本バスケットボール協会に技術委員長と同格の立場となる人間力を向上するための委員長を置き、副委員長的な立場の人材をBリーグから送り込む方針も固めた。大河チェアマンは「ああいう事件から逃げずに“災い転じて福となす”にしなければいけない。人間力を上げていくための取り組みを継続していきたい」と強調した。

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2018年11月12日のニュース