“ビリケン”藤本、2打差暫定3位に浮上 5年ぶりVへ「伸ばせるだけ伸ばせたら」

[ 2018年11月10日 05:30 ]

男子ゴルフツアー三井住友VISA太平洋マスターズ 第2日 ( 2018年11月9日    静岡県 太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70 )

1番、ティーショットを放つ藤本佳(撮影・沢田 明徳)
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 悪天候によるコースコンディション不良のため、サスペンデッドとなった。全選手がホールアウトできず、9位から出た藤本佳則(29=国際スポーツ振興協会)が12ホールを終えて3アンダーと伸ばし、通算5アンダーの暫定3位につけた。12ホールを終えて通算7アンダーの秋吉翔太(28=ホームテック)が、朴サンヒョン(35=韓国)と並んで暫定首位。10日に第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われる。

 雨が降り続く悪天候にも負けず、“ビリケン”こと藤本が暫定3位に浮上。「コンディションは難しかったが、比較的打球は安定していた」と納得の表情を浮かべた。

 コースの全面改修により、パー5がパー4に変更された6番と11番。松山が監修して造られた難関ホールを、東北福祉大の先輩にあたる藤本が突破した。「やはりその2つは難しい。だいぶ印象が変わった」と言いながらも、6番は右ラフからピンまで185ヤードの第2打を6Iで2メートルに寄せてバーディー。11番ではグリーン右手前約20ヤードからの第3打をSWでそのまま沈めた。3番パー5でもチップインイーグルを奪うなど、アイアンショットの安定が好スコアにつながった形だ。

 首位とは2打差。調子自体は「ボチボチ」というが、13年以来となる5年ぶりのツアー3勝目を狙える好位置にいる。「長い一日になるが、伸ばせるだけ伸ばせたら」と首位を見据えた。

 ▼暫定67位石川遼 いいゴルフはできているので最後まで諦めずに頑張りたい。(6番のトリプルボギーが響き、スコアを1つ落とす)

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2018年11月10日のニュース