“伝説の靴職人”三村仁司氏は厚底反対「厚すぎても、薄すぎても駄目」

[ 2018年11月7日 10:00 ]

2020 THE TOPICS 話題の側面 マラソン界は厚底シューズが熱い?

シカゴマラソンで大迫(中央)を含む上位5人がナイキシューズを着用していた(ナイキ提供)
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 ランニングシューズをめぐり他社も精力的に商品を市場に投入している。ニューバランスは今年1月、高橋尚子や野口みずきら名ランナーのシューズを手掛けてきた靴職人の三村仁司氏をアドバイザーに迎えた。その三村氏は「厚底には反対」の立場をとる。

 「足首が硬い選手はクッション性があった方が良いと思うけれど、そういう人は10人に1、2人くらい。足首を痛める恐れがある」と昨今のブームに懐疑的。「厚すぎても駄目だし、薄すぎても駄目。その人に合ったシューズが大事」と持論を展開していた。

 日本メーカーのアシックスは「SORTIE JAPANSEIHA2」というエリートランナー向けのシューズをラインアップ。現在ではジャカルタアジア大会男子マラソンを制した井上大仁(25=MHPS)や公務員ランナー川内優輝(31=埼玉県庁)らがアシックスのシューズを着用している。厚底ブームに関して担当者は「ランナーの用途と好みに合わせた商品を展開したい」としている。

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