稀勢 充実の出稽古、北勝富士に9勝3敗 舞の海氏も復調実感

[ 2018年11月7日 05:30 ]

北勝富士(右)の攻めをこらえる稀勢の里
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 大相撲の横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)が6日、福岡市中央区の九重部屋への出稽古で、同じく出稽古に来た北勝富士(26=八角部屋)と12番取り、9勝3敗。左から上体を起こして前に出るなど力強さが目立った。「勢いのある力士。ガツガツ頭から来て気持ちがよかった」と充実感を漂わせた。秋巡業からの調整に手応えをつかんでおり、九州場所(11日初日、福岡国際センター)の目標は、これまでの「優勝争いをしたい」から「もちろん優勝」という明確なものに変わった。

 稽古を見た評論家の舞の海秀平氏(元小結)も「先場所よりも数段良くなっている。下半身の安定感、力強さ。いなされてもバタバタしない」と復調ぶりを認めた。さらに「大きく崩れることはない。序盤に取りこぼさなければ優勝じゃないか」と絶賛していた。

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2018年11月7日のニュース