父は元幕内・常の山 下村が新弟子検査受検「横綱になりたい」

[ 2018年10月31日 15:20 ]

新弟子検査を終え、角界での健闘を誓い合う浜洲(左)と下村の埼玉栄コンビ
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 日本相撲協会は31日、九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)の新弟子検査を福岡市内で行い、4人が受検した。元幕内・常の山を父に持つ下村龍太朗(18=境川部屋)も埼玉栄高校の同級生で尾上親方(元小結・浜ノ嶋)を父にもつ浜洲泉啓(17=尾上部屋)とともに受検した。

 下村は大阪府出身。「横綱になりたい。突き押しに憧れます」と、力を込めた。

 幼い頃から角界入りを考えていたという。陸上で好成績を収めていた近大付属中2年生のときに、相撲の名門・埼玉栄中学に転校してから競技を始めた。

 角界で活躍した父の印象については「生まれたときは、もう引退していた。映像などで見たり、父の知り合いから聞きます。相撲を教えてもらったことはないです」。それでも、やはり力士の息子。テレビなどで相撲を見ているうちに「かっこいい」と、遺伝子が騒いだ。

 中2のとき、大阪府の私立中学が集まる陸上大会で、砲丸投げで優勝したこともある。少なくとも体力面では、しっかり父の血を引き継ぐ。

 この日の受検者は、内臓検査の結果を待って後日、合格者が発表される。

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2018年10月31日のニュース