奈紗 米ツアー2勝目へロケットスタート宣言!ショット上向く

[ 2018年10月30日 05:30 ]

帰国した畑岡は、直接コースに向かいパター練習を行った(撮影・井垣 忠夫)
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 ロケットスタート宣言だ!11月2日に開幕する日米共催の女子ツアー、スポニチ主催「TOTOジャパンクラシック」(滋賀・瀬田GC北C=6659ヤード、パー72)に向けて、米ツアーメンバーの畑岡奈紗(19=森ビル)が大阪の関西国際空港着の航空機で帰国。3日間の今大会を勝ち抜くポイントに「初日」を挙げた。目標の2勝目へ、初日からビッグスコアを叩き出すつもりだ。

 前日に台湾での試合を終えたばかり。それでも、米ツアーメンバーたちとともに日本に降り立った畑岡の足取りは軽やかだった。目標とする日本での勝利のポイントに、“ロケットスタート”を掲げた。

 「3日間大会なので、いつもの感覚でやるとすぐに終わってしまう。初日から伸ばしていけるかが、凄く大切になると思います」

 米ツアーの試合は4日間、72ホールが主流。今大会は3日間、54ホールで実施されるため初日への比重は大きくなる。どれだけ伸ばしていい位置でスタートするか、短期決戦では先手必勝が定石だ。畑岡にとって、短期決戦は大歓迎。今年6月に米ツアー初優勝を飾ったアーカンソー選手権も3日間大会と、いいイメージを持って臨むことができる。

 初めて米ツアーの一員として参戦する今大会。「日本で勝ちたい」との思いは強い。アマチュアながら17歳で日本女子オープン優勝を飾り、米ツアーに参戦した昨季も国内で2勝を挙げた。今季は3連覇を目指して臨んだ日本女子オープンで、柳簫然(ユ・ソヨン)に一歩及ばず2位。国内で勝つ最後のチャンスを前に、「ショットの調子は上がってきた。ソヨンにリベンジしたい」と闘志を燃やす。

 今大会は唯一の日米共催だが、日本人選手の優勝は11年の上田桃子までさかのぼる。「ずっと日本選手が勝てていないので、私が勝って日本を盛り上げたい」。空港から移動後は会場入りし、パッティング練習にいそしんだ。母国での米ツアー2勝目へ、抜かりがない。

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2018年10月30日のニュース