嘉風 同郷のソフトB内川らと“決起集会” 「野球界の横綱」に緊張も…

[ 2018年10月27日 18:13 ]

広島巡業で取組を終えて土俵を降りる嘉風
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 大相撲の秋巡業が27日、広島市で行われ、幕内・嘉風(36=尾車部屋)がソフトバンク・内川聖一内野手(36)らと前夜(26日)に食事会を開き、日本シリーズと九州場所での健闘を誓い合った。

 2人は大分県出身の同郷同士。共通の知人は多くいたが、タイミングが合わず、時間を共有する機会がなかった。しかし、27日に第1戦が始まる広島カープとの日本シリーズのため、広島に来た内川が、当地で大相撲巡業が行われていることを知り、以前から親交がある福岡県出身、琴奨菊(34)に連絡。チームメートの上林誠知外野手も誘い、同席する運びになった。

 嘉風によると、学年で一つ下になる内川は大分県では高校時代から「超有名人」。そのころから憧れの気持ちがあった。今も「内川選手は野球界で横綱、大関クラス」という思いもあり、初会食に「心拍数がめちゃくちゃ上がった」と緊張。最初はうまく話せなかった。それでも、お酒がすすむと会話も弾んだ。

 嘉風は、内川に「相撲はジャンケンに似ている」という考えを発表。それは「相手のクセを熟知して、グーはチョキに勝つとか、そういうことは分かっている。でも勝負前にどれを出そうか、と考えても仕方がない。結局、体に染みついているものでいく。10分後のジャンケンで、今緊張するのはナンセンス」というもの。短期決戦に強い内川も、この“嘉風ジャンケン理論”に、うなずく様子もあったという。

 角界のベテランは、「相撲も日本シリーズに負けないように盛り上げたい。その中心に(大分出身の)ぼくと(福岡出身の)琴奨菊関がいたらいい」とキッパリ。ご当所の九州場所(11月11日初日)をにらんだ。

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2018年10月27日のニュース