小平、貫禄の29連勝!500メートル4連覇「ギア上げた」

[ 2018年10月27日 05:30 ]

スピードスケート・全日本距離別選手権第1日 ( 2018年10月26日    長野市・エムウェーブ )

女子500メートルの表彰式で記念写真に納まる(左から)2位の高木美、優勝した小平、3位の辻
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 女子500メートルは平昌五輪覇者の小平奈緒(32=相沢病院)が37秒30の好タイムで、4年連続9度目の優勝。16年から続く国内外主要大会での同種目の連勝を29に伸ばした。女子3000メートルは高木美帆(24=日体大助手)が4分6秒53の大会記録で優勝。高木菜那(26=日本電産サンキョー)は4位だった。

 貫禄の滑りを見せた。女子500メートル、11組中10組目のインスタート。小平は最初の100メートルを全体トップの10秒32で通過すると、37秒30でフィニッシュした。今季初レースとなった19日のジャパンカップ第1戦の37秒78を上回る好タイム。主要大会での連勝を29に伸ばし「ギアを上げたというよりは上がってきた。体の準備ができていれば普通に滑れることが分かった」と振り返った。

 平昌五輪金メダリストへの注目度は高く「今年は(観客や報道陣の)カメラがこっちを向く数が増えたので、そこをどうコントロールして(集中して)いくかを考えないといけない」と苦笑い。ゴール後はしばらく歓声がやまず、次の11組のスタートを気遣い、人さし指を口の前に立てて観客に「シー」と促す場面もあった。

 500メートルの世界記録樹立を目標に掲げる今季。「まだ平昌の時の滑りには到達していない。まず体をつくり上げ、技術的に少しずつ思い出していく。そこがシーズン後半にぴったり合ってくれば」と青写真を描いた。

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2018年10月27日のニュース