アトランタ五輪マラソン代表の真木和さん死去 49歳、乳がん

[ 2018年10月25日 05:30 ]

死去した真木和さん
Photo By 共同

 陸上女子1万メートルの元日本記録保持者で、96年アトランタ五輪女子マラソン代表の真木和(まき・いずみ、現姓山岡)さんが18日に乳がんのため大阪府箕面市の自宅で死去していたことが24日、分かった。49歳。愛媛県出身。葬儀・告別式は近親者で済ませた。

 真木さんは愛媛・今治北高時代は無名だったが、87年にワコール入り後、頭角を現した。後に04年アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずきを育てた藤田信之監督の下で力をつけ、92年に1万メートルの日本記録を樹立し、同年のバルセロナ五輪では決勝に進んで12位に入った。93年には2万メートルの世界記録も出した。その後マラソンに転向し、初挑戦の96年名古屋国際女子で優勝。アトランタ五輪は12位だった。左アキレス腱などの故障もあり98年に引退。藤田氏のアカデミーでアドバイザーを務めていた。04年末に乳がんが見つかり、治療と再発を繰り返していた。

 ▼藤田信之氏 早すぎる。非常にショック。自分にとっては子供のようなもの。こつこつと頑張って2度五輪にも出場した。誇りに思う。

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