大坂、ケルバーに敗れWTAファイナル2連敗 1次L最終戦前に敗退の可能性

[ 2018年10月24日 23:15 ]

プレーに納得がいかず浮かない表情の大坂(AP)
Photo By AP

 女子テニスの最終戦、WTAファイナル第4日は24日、シンガポール室内競技場で行われ、世界ランキング4位で初出場の大坂なおみ(21=日清食品)は1次リーグ第2戦で同3位のアンゲリク・ケルバー(30=ドイツ)に4―6、7―5、4―6でフルセットの末に敗戦。1次リーグ2連敗を喫し、最終戦を待たずして敗退の可能性が浮上した。

 ケルバーには3連敗中で、通算成績も1勝3敗と負け越している大坂。第1セット第1ゲームでいきなりのブレークを許したが、第2ゲームですぐさまブレークバック。しかし、第3ゲームで再びブレークを奪われると、その後は圧倒的な守備力を誇るケルバーの牙城を崩せず4―6で第1セットを落とした。

 第2セットはブレークの応酬。大坂が第2ゲームで先にブレークに成功すると、第3ゲームでケルバーがブレークバック。大坂は第4ゲームでブレークに成功するも、直後の第5ゲームでまたしてもブレークバックを許した。だが、6―5で迎えた第12ゲームでブレークに成功。7―5で第2セットを奪い返した。

 第3セットは打って変わって両者キープの連続となり、最初にブレークに成功したのはケルバー。3―3の第7ゲームで大坂からブレークを奪い、残りのサービスゲームをきっちりとキープして激戦に終止符。大坂は通算3度のグランドスラム制覇を誇る元女王に最後まで食らいついたが、惜しくも敗れた。

 各組で総当たり戦を実施し、上位2人がトーナメント方式の準決勝に進出する。大坂は1次リーグ初戦で昨年全米覇者のスローン・スティーブンス(25=米国)に敗戦。この後行われるスティーブンスとキキ・ベルテンス(26=オランダ)の試合でベルテンスがスティーブンスに勝てば、最終戦を待たずして大坂の1次リーグ敗退が決まる。

続きを表示

この記事のフォト

2018年10月24日のニュース