ピストンズのグリフィンが76ers戦で50得点 延長終了間際に劇的な3点プレー

[ 2018年10月24日 14:18 ]

ゴール下でシュートに持ち込むピストンズのグリフィン(AP》
Photo By AP

 開幕から8日目を迎えたNBAは23日に各地で3試合を行い、ピストンズは地元デトロイトで76ersを延長の末に133―132(前半61―64、延長13―12)で下して3年ぶりの開幕3連勝。昨季途中でクリッパーズから移籍してきたフォワードのブレイク・グリフィン(29)が44分の出場で50得点と14リバウンド、6アシストをマークして粘る76ersを振り切った。

 ピストンズはセンターのアンドレ・ドラモンド(25)が第4Qの終了間際に2度目のテクニカル・ファウルをコールされて退場。しかし延長ではグリフィンがボールをコントロールして踏ん張り、130―132で迎えた延長の残り1・8秒には右サイドを突破してレイアップを決め、さらにロバート・コビントン(27)の反則を誘ってフリースロー(FT)1本を得た。グリフィンはしびれるようなこのFTを成功。FTはこの日11本放って6本を外していたが、“3点プレー”につながった最後の1本は執念で決めてチームを勝利に導いた。

 76ersは2勝2敗。昨季の新人王で2メートル8の大型ポイントガード、ベン・シモンズ(22)が腰痛で欠場したものの、勝機はあった試合だった。

 センターのジョエル・エンビード(24)は33得点と11リバウンド、7アシストをマーク。ベンチから出たベテランのJ・J・レディック(34)は6本の3点シュートを決めて30得点を稼いでシモンズの穴を埋めた。延長の残り20秒にはレジー・ジャクソン(28)に2本のFTを決められて128―130とされたが、その15秒後にレディックは難度の高い3点シュートを成功。この時ジャクソンの反則を誘ってFT1本も決める“4点プレー”で逆に2点をリードし、守り切れば勝てる局面だった。

 しかし最後はグリフィンの個人技に屈した形。グリフィンはジェリー・スタックハウス(現グリズリーズ・アシスタントコーチ)が2001年に樹立したチームの1試合最多得点記録(57)には及ばなかったが、ピストンズ史上7人目となる50得点以上をマークし、1万4000人の地元ファンから嵐のような拍手を受けていた。

 <その他の結果>

*ペリカンズ(3勝)116―109クリッパーズ(2勝2敗)

*ナゲッツ(4勝)126―112キングス(1勝3敗)

 *はホームチーム

続きを表示

この記事のフォト

2018年10月24日のニュース