福原愛さん、晴れやか引退会見 貫いた卓球愛 引退の決断は「卓球界のことを考えた」結果

[ 2018年10月23日 15:53 ]

笑顔で会見する福原愛さん(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 21日に現役引退を表明した卓球女子の12年ロンドン五輪団体銀メダル、16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの福原愛さん(29=ANA)が23日、都内で引退報告会見を開いた。

 3歳で競技を始め、幼い頃から“泣き虫愛ちゃん”として親しまれ、卓球人気をけん引した福原さんは「選手生活を一区切りつけるという報告をしてからは、『お疲れ様』とか言って頂いたりとかすごく気持ちが軽くなりました。やっと皆さんにお伝え出来て、今は晴れやかな気持ちです」と笑顔で改めて引退を表明。

 「毎日のように(現役か引退か)気持ちが変わったり、やっと決まったと思って一週間経ったときに『やっぱり違うな…」って思ったりしてずっと悩んでいました」と心境を振り返り、「自分中心でなく一歩引いて、卓球界全体のことを考えた時にストンとこの考え(現役引退)が出てきた。考え抜いた決断ができたと思います」と晴れやかな表情を見せた。

 3歳で卓球を始めてから約26年。卓球で日本初の五輪メダルを獲得するなど日本の黄金時代の礎を築いた功労者は、今後はTリーグの盛り上げや選手の環境整備など、卓球界のさらなる発展に尽力する。

続きを表示

この記事のフォト

2018年10月23日のニュース