“愛ちゃん、お疲れ様”卓球界からねぎらいの声 佳純「背中から教わった」

[ 2018年10月23日 05:30 ]

現役引退を表明した福原愛
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 卓球女子の福原愛さん(29)の引退発表から一夜明けた22日、卓球関係者からは功績を称え、ねぎらう声が上がった。ロンドン、リオデジャネイロ両五輪女子団体をともに戦った石川佳純(25=全農)は「昨日(21日)のお昼に連絡があって(引退を)知った。仲間としてもライバルとしても先輩としても尊敬している。背中から教わったことがたくさんある」と時折目を潤ませながら話した。

 また、リオ五輪メンバーの伊藤美誠(18=スターツ)は「3人で獲得した団体銅メダルは私の宝物の一つ」と一回り年の離れた先輩の存在を懐かしがり、日本卓球界初のメダルとなる銀メダルを獲得したロンドン五輪の代表だった平野早矢香さん(33)は「東京五輪出場は魅力に感じていたところもあったと思うが、現役に戻ってくるのは覚悟がいるし、勝つことが求められる。心からお疲れさまと言いたい」と語った。

 男子の第一人者、水谷隼(29=木下グループ)は同世代として卓球界を引っ張ってきた。「愛ちゃんがテレビやメディアに出て卓球界を盛り上げてくれた。僕やさらに下の世代がしっかり引き継いでいきたい」と感謝した。

 福原さんは卓球界の枠を飛び越え、近年の日本スポーツ界をけん引した。日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は「しばらくはゆっくりして、今後の卓球界に経験を生かしてほしい」と述べた。福原さんは23日、都内で取材に応じ、自ら引退について語る予定だ。

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2018年10月23日のニュース