浅地“新婚パワー”1差2位 奥さんのため「まずはシード権を」

[ 2018年10月19日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ブリヂストン・オープン第1日 ( 2018年10月18日    千葉県 袖ケ浦CC袖ケ浦C =7119ヤード、パー71 )

9番、バーディーパットを決めホールアウトする浅地(撮影・西川 祐介)
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 ツアー7年目で未勝利の浅地洋佑(25=フリー)が7バーディー、2ボギーの66、5アンダーで1打差2位と好スタートを切った。首位は李尚熹(26=韓国)、浅地と並ぶ2位に出水田大二郎(25=TOSS)がつけた。前週の日本オープンを制した稲森佑貴(24=フリー)は1オーバーの58位と出遅れた。

 最終9番で10メートルのバーディーパットを沈めた浅地は「最後はもうまぐれ。一度出かかって入ってくれました。今日は最高じゃないですか」と笑顔を見せた。15番の2メートルを皮切りに17番は10メートル、18番も5メートルを決め、今季ベストの2位スタートに「最近パターの調子が良くて」と振り返った。

 杉並学院高では石川の2年後輩。1年時に日本ジュニアを制した逸材だ。だが、12年からツアー出場もここまで未勝利。昨年からパターイップスに悩まされ今季も賞金ランク59位にとどまっている。長尺、左打ちと試した末に、知人から薦められた「無意識のパッティング」という教則本をヒントに「今はパットが楽しくなった」と言えるまでになった。

 私生活では8月に元保育士の智子さん(24)と結婚。成績不振による収入減で、新妻に苦労をかけたという思いがある。それだけにツアー初優勝より「奥さんがまた働かなくて済むように、まずはシード権を獲得したい」と堅実な目標を口にした。

 ◆浅地 洋佑(あさぢ・ようすけ)1993年(平5)5月24日生まれ、東京都出身の25歳。6歳でゴルフを始め、杉並学院高1年時の08年に日本ジュニアで優勝。11年には関東アマで優勝し、日本アマ3位に食い込んだ。今季は関西オープンの4位が最高成績。1メートル69、68キロ。得意クラブはサンドウエッジ。

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2018年10月19日のニュース