桃子、連覇でツアー選手権切符だ!コース相性抜群「いいイメージしかない」

[ 2018年10月17日 05:30 ]

まるでウイリアム・テル!スイング軌道を確認するため弟・悌史郎(だいしろう)さんの手の上にティーアップした球を打つ上田桃子
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 女子ゴルフの秋のビッグイベント「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」(賞金総額1億8000万円、優勝賞金3240万円)は、18日から4日間、兵庫県三木市のマスターズゴルフ倶楽部(6528ヤード、パー72)で行われる。昨年の覇者、上田桃子(32=かんぽ生命)は16日、練習ラウンドを行った。先週の男子の日本オープン(横浜CC)でパットの名手、谷口徹(50=フリー)らの練習を見学し、刺激をもらってコース入り。相性のいいコースで、ツアー14勝目を目指す。

 1年ぶりに視界に収めた景色が上田の気持ちを高ぶらせた。練習を終えると知人と談笑。連覇が懸かる重圧はみじんも感じさせず、「このコースはいいイメージしか湧かない。昨年優勝したことでアドバンテージもあります」と手応え十分に話した。

 13、14年大会でも3位に入るなどコースとの相性はいい。「昨年は(畑岡)奈紗ちゃんと一緒に回って刺激を受けたし、いい集中力を出せて優勝もできた。その経験が今週に生かされる」。今季は未勝利だが、「ケガなどもあってかみ合っていないが、調子自体はずっと悪くない」という。今週はメンタル面でプラス材料が見込めるだけに「コースの特性などを気にすることもなく、自然とプレーできている。アドバンテージがあるのは大きい」と前向きだ。

 10日には横浜CCで行われた日本オープンの練習を視察した。石川遼やマスターズ覇者のアダム・スコットはもちろん、親交のある谷口のプレーを生で体感。アプローチやパットなどの間合いや体の使い方などを目に焼き付け「トップ選手のプレーを見て、いろいろと刺激を受けました」と収穫を口にする。

 今季の獲得賞金は約3417万円で賞金ランクは28位。前週までの25位以内に与えられる最終戦・ツアー選手権リコーカップの出場権は確定していないが優勝すれば出場切符が手に入る。コーチの辻村明志氏も「この大会でリコーカップの出場を確定させたい」と、1年ぶりのVを期待した。

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2018年10月17日のニュース