「あんまり熱いのは好きじゃない」乙黒兄弟はクールに東京を目指す

[ 2018年10月17日 16:24 ]

 20日開幕のレスリング世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)に出場する男子フリースタイル代表が17日、3スタイルの先陣を切って成田空港から出発した。

 昨年の57キロ級王者・高橋侑希(24=ALSOK)や70キロ級同メダルの藤波勇飛(22=山梨学院大)ら実力者がそろう今回の代表チームで、注目株は兄・圭祐(21)と弟・拓斗(19=ともに山梨学院大)の乙黒兄弟だ。

 父・正也さんの影響でレスリングを始め、幼少期から山梨・笛吹市の実家でも2人で基礎練習にいそしみ、ガラスを破ったり、壁に穴をあけたりしながら力をつけてきた。中学からはJOCエリートアカデミーに進み、今回初めて世界選手権代表の座を射止めた。

 「あんまり熱いのは好きじゃないんで」とことさらに兄弟で目標立てをしたことはないというが、東京五輪にそろって出場することは大きな夢。70キロ級の圭祐は「一戦必勝。1つ1つ頑張りたい。そうすれが先が見えてくる」と語り、65キロ級の拓斗も「まだ若いので思い切って優勝を狙っていきたい」と意気込んだ。

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2018年10月17日のニュース