NBAが開幕 ファイナル3連覇を狙うウォリアーズはサンダーに辛勝 3年ぶりに開幕戦で勝利

[ 2018年10月17日 15:19 ]

32得点をマークしたウォリアーズのカリー(AP)
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 NBAの2018年シーズンが16日(日本時間17日)に開幕。この日は2試合が行われ、ファイナル3連覇を狙うウォリアーズは地元オークランド(カリフォルニア州)で「チャンピオン・リング授与式」のあとにサンダーと対戦し、108―100(前半57―47)で振り切って3年ぶりに開幕戦で勝利を収めた。

 この日は得意の3点シュートがチーム全体で26本中7本しか入らず(成功率26・9%)、第3Q途中で一時逆転されるなど苦しい試合展開。第3Qから第4Qにかけては3点シュートは10本連続で失敗するなど、チームカラーを出せないままに時間が経過していった。

 それでもステフィン・カリー(30)は3点シュートを9本中5本を成功させ、チーム最多の32得点をマーク。ケビン・デュラント(30)も27得点、8リバウンド、6アシストと奮闘した。ただしクレイ・トンプソン(28)は昨季の成功率が44・0%に達していた3点シュートを8本中7本失敗。14得点を記録したものの不満の残る開幕戦となった。

 サンダーは2季連続で年間トリプルダブルを達成したチームの大黒柱、ラッセル・ウエストブルック(28)が欠場。9月21日に右膝の内視鏡手術を受けたためで、当初から苦戦が予想されていた。しかし第4Qに入って2度同点に追いつくなど善戦。前半6得点に終わったポール・ジョージ(28)が後半だけで21得点を稼ぎ、ホークスから移籍してきたドイツ出身のガード、デニス・シュルーダー(25)も21得点をマークしたが勝利にはつながらなかった。

 ボストン(マサチューセッツ州)では地元のセルティクスが105―87(前半47―42)で東地区優勝候補の一角、76ersを退けて白星スタート。故障明けとなったカイリー・アービング(26)は29分の出場で7得点に終わったが、2季目を迎えたフォワードのジェイソン・テータム(20)が23得点と9リバウンドを稼いでチームを引っ張った。

 昨季に新人王に輝いた76ersの大型ポイントガード、ベン・シモンズ(22=2メートル8、104キロ)は5分休んだだけの43分出場して19得点、15リバウンド、8アシスト、4スティール、2ブロックショットと活躍したが、昨季の成功率が56・0%と低迷したフリースローは11本中6本失敗。今後に課題を残す開幕戦となった。

 なお17日(日本時間18日)にはロケッツ対ペリカンズ、グリズリーズ対ホークスなど11試合が行われ、3試合が組まれている18日(同19日)にはキャバリアーズからレイカーズに移籍したレブロン・ジェームズ(33)が敵地ポートランド(オレゴン州)でトレイルブレイザーズとの開幕戦の臨むことになっている。

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