上地 車いすテニス女子単制し東京パラ切符、個人日本代表1号

[ 2018年10月13日 05:30 ]

アジアパラ大会第7日 ( 2018年10月12日    ジャカルタ )

アジア・パラ車いすテニス女子シングルスで優勝し笑顔で日の丸を掲げる上地
Photo By 共同

 車いすテニスは男女シングルス決勝が行われ、男子は国枝慎吾(ユニクロ)が真田卓(凸版印刷)に6―2、6―3で勝ち金メダルを獲得した。女子は上地結衣(エイベックス)が中国選手を6―3、6―4で下して優勝。ともに20年東京パラリンピックの出場権を獲得した。五輪を含む20年東京大会で個人の日本代表が決まったのは今回が初めて。国枝は5大会連続、上地は3大会連続の出場となる。

 男女のエースが確実に20年の切符を手に入れた。最初に決めたのは上地。中国選手との接戦を制し「やっと獲れた。今年で一番目標にしていた大会なので、凄くうれしい」と喜びをかみしめた。アジアでは10年広州大会が1回戦敗退、14年仁川大会は3位。ようやくたどり着いた頂点だ。16年リオデジャネイロ・パラリンピック銅メダルの24歳は2年後の大舞台へ「自信を持てる技術量がもう少し欲しい」と向上心が尽きない。

 日本人対決を制した国枝は「もちろんうれしいこと。早く決まるに越したことはないと思っていた」と今大会の一番の目標を完遂し、大きくうなずいた。リオでは右肘痛の影響で3連覇を逃した34歳のベテランにとって20年東京大会は集大成の場。「4大大会を獲りながら、東京を目指したい」と2年後を見据えた。

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