東洋大陸上部員に厳重注意 1年生への不適切な言動で

[ 2018年10月11日 06:37 ]

 東洋大は10日、陸上部長距離部門の部員4人が1年生部員の態度に不満を抱え、胸元をつかむなどの不適切な言動に及んだとして、4人を厳重注意したことを明らかにした。1年生部員は9月8日付で退部した。

 大学によると、1年生部員が9月8日に遠征先から寮に戻らなかったことから暴力行為の可能性が浮上し、長距離の部員57人に聞き取り調査を実施した。この1年生は合宿生活でのルール違反などで度々注意を受けながら、舌打ちを繰り返すなどしたという。4人は「我慢の限界を超え」た中で尻を蹴るなどし、大学は「学生としてふさわしくない言動」があったと認定した。

 1年生部員と4人は9月20日には陸上部監督らを交えて話し合い、双方が謝罪。東洋大は経緯を関東学生陸上競技連盟にも報告しているという。

 東洋大の陸上部は箱根駅伝で総合優勝4度の実績があり、男子マラソン前日本記録保持者の設楽悠太選手(ホンダ)は卒業生。短距離のOBには男子100メートルで9秒98の日本記録を持つ桐生祥秀選手(日本生命)がいる。

続きを表示

2018年10月11日のニュース