走り幅跳び・中西が自己新で金 200M・佐藤圭は3連覇 アジアパラ大会

[ 2018年10月10日 05:30 ]

ジャカルタ・アジア・パラ大会第4日 ( 2018年10月9日 )

女子走り幅跳び(義足など)で金メダルを獲得し、笑顔の中西
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 陸上女子走り幅跳び(義足など)で、世界選手権銅メダルの中西麻耶(うちのう整形外科)が5メートル44で金メダルを獲得した。バドミントン女子シングルス(上肢障がいSU5)は金メダル候補の鈴木亜弥子(七十七銀行)がリーグ戦初戦でインドネシア選手にストレート勝ち。車いすテニスは男女シングルス準々決勝で、国枝慎吾(ユニクロ)が韓国選手に勝ち、上地結衣(エイベックス)は中国選手を下した。車いすバスケットボール男子1次リーグは日本が2連勝した。

 ≪中西 自己新で金≫ 3回目に今季自己最高の5メートル44をマークし、金メダルを獲得した中西は「この優勝は意味がある。ここでベストを出せるように練習してきた」と、3人の日本のライバルを退けてのアジア一を喜んだ。リオ・パラリンピックは4位で、昨年の世界選手権は銅メダルを獲得した。「6メートルが具体的に見えてきた」と、このクラスの世界記録6メートル01の更新も視野に入れていた。

 ≪佐藤圭が3連覇≫ 陸上男子200メートル(義足など)で佐藤圭が大会3連覇を達成した。自身が持つ23秒85の日本記録には0秒02及ばなかったが「いいタイム。最初から最後までしっかりと走れた」と笑顔を見せて汗を拭った。東京パラリンピックに向けて短距離のエースとして期待される。「まだまだアジアレベルのタイムで、パラリンピックでは決勝に残れない。健常者のような走りを目指したい」と目標を据えた。

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