輪島さんと同時期に横綱 元三重ノ海・石山さん「腕力が強かった」

[ 2018年10月10日 05:30 ]

第54代横綱・輪島さん死去

元三重ノ海の石山五郎氏
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 輪島さんと同時期に横綱を張った元三重ノ海の石山五郎氏(70=相撲博物館館長)は、訃報をこの日のテレビのニュースを見て知り「ビックリした」と声を詰まらせた。輪島さんとは同じ1948年(昭23)生まれ。石山さんが中学卒業後に入門したのに対し、日大で学生横綱となった輪島さんは鳴り物入りでのプロ転向だった。「蔵前の星」と呼ばれた現役時代の印象は「腕力が強かった。左を差されると下手投げ、すくい投げが強かった」という。

 幕内優勝は石山氏の3回に対し、輪島さんは14回。だが、石山氏は武蔵川部屋を起こすと武蔵丸、武双山ら1横綱3大関を育て、その後は理事長職も務めた。一方の輪島さんは金銭問題により引退から5年足らずで廃業。石山氏は当時の輪島さんの言葉を思い起こし「あんな形になって残念」と振り返った。

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2018年10月10日のニュース