長岡 完全復活で1次L突破!「点取り屋としてもっと点を」

[ 2018年10月4日 05:30 ]

バレーボール女子世界選手権第5日・1次リーグA組   日本3―0カメルーン ( 2018年10月3日    横浜アリーナほか )

<日本・カメルーン>第2セット、スパイクを放つ長岡
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 世界ランク6位の日本は同18位のカメルーンに3―0で2連勝。通算成績を3勝1敗の勝ち点10とし、1試合を残して上位4チームが進出する2次リーグへ駒を進めた。第1セット途中で1点差に詰め寄られたが、黒後のスパイクで流れを断ち切り25―19。第2セットも25―20で奪うと、第3セットは途中出場の長岡の連続サービスエースなど25―11で一気に試合を決めた。日本は4日、同13位のドイツと対戦する。

 目標の全勝突破とはいかなかったが、サウスポー長岡の活躍もあり、1試合を残して2次リーグが行われる名古屋行きの切符をゲットした。「点取り屋としてもっと点を取りたいと思う。まだこれから頑張ります」。途中出場ながらチーム最多20点で完全復活をアピールした。

 昨年3月。左膝前十字じん帯断裂の大ケガを負った。数日後に中田監督から「平然と乗り越えろ」と“激しい”エールをもらい「久美さんも同じケガをしている。背中を押された感じ」とリハビリにも耐えた。国立スポーツ科学センター(JISS)ではサッカーのC大阪・清武弘嗣らと交流し「その人たちの試合を見るだけで頑張ろうと励みになった」と振り返る。

 今夏のアジア大会で代表に本格復帰。第3セットには連続サービスエースを含む3連続得点と状態は上向きだが「前回(メキシコ戦)より2%上がったくらい」とまだ完調ではないという。伸びしろ十分の長岡がいれば、2大会ぶりの表彰台が現実味を帯びてくる。

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2018年10月4日のニュース