稀勢の里 秋巡業目標は体力づくり「焦ることはない」

[ 2018年10月3日 18:12 ]

土俵下でスクワットをする稀勢の里
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 8場所連続休場から進退を懸けて出場した秋場所で皆勤し、10勝5敗の成績を残した横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)は3日、秋巡業の初日となった東京都大田区での興行で朝稽古に姿を現し、スクワットなどの軽めの運動で終えた。

 夏巡業では積極的に土俵に上がり、秋場所での復活につなげた。秋巡業の目標を聞かれると「体力づくりをしっかりしていきたいと思う。焦ることはない。先場所以上に(なるように)足腰を鍛えていきたい」と語った。秋場所の10勝という成績については「求めれば(多くを)求めてしまう。反省するところは反省してやっていきたい。安心とか余裕という気持ちはない」と語り、九州場所ではハイレベルな成績を求めていく。

 旧貴乃花一門、無所属の部屋などが新たに二所ノ関一門に加入したことにより、関脇・逸ノ城、小結・貴景勝、平幕・阿炎、阿武咲、隆の勝といった若手の有望株も連合稽古に参加することになった。「いい力士が入ってきて、稽古場も活気づくと思う。いい稽古場になりそう」と歓迎していた。

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2018年10月3日のニュース