20歳彩華が2位発進!奈紗と同じ“黄金世代”日本人最高67

[ 2018年9月28日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 日本女子オープン第1日 ( 2018年9月27日    千葉CC野田C )

18番、第3打を放つ高橋彩華(撮影・沢田 明徳)
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 今季のメジャー第3戦が開幕した。降りしきる雨の中、予選会トップ通過の高橋彩華(20=フリー)が16番からの3連続を含む6バーディー、1ボギーの5アンダー67で2位発進した。世界ランク4位の柳簫然(ユ・ソヨン、28=韓国)がボギーなしの7バーディー65で首位。大会3連覇を目指す畑岡奈紗(19=森ビル)は1アンダー71で17位につけた。

 雨と寒さに耐えながらも5アンダーをマークし、日本人最上位の2位発進。20歳の高橋の表情はどこまでも晴れやかだった。前半はフェアウエーキープできたのは2回。忍耐のゴルフだったが「2、3メートルのパットが全部入ってくれた」と満足顔だ。

 圧巻は16番からの3連続バーディーだ。この日最難関(平均4・492)だった16番パー4で7メートルを沈めると、17番では右3メートル、18番ではピン奥10センチに落ち、あと少しでイーグルというスーパーショット。「(3連続は)あっ、入ったという感じです」と拍子抜けのリアクションで周囲を笑わせた。

 シーズン前半は思うようなゴルフができず予選落ちを繰り返したが、7月のプロテストに合格したことが転機となった。「合格して気持ちが楽になったのも大きい。今日のような耐えるゴルフができるようになった」。8月に行われたこの大会の最終予選会(紫CCすみれ)はトップ通過。2年前のこの大会で5位発進している。舞台はジュニア時代に何度も回っていることもあり「回数が多いぶん、コースのイメージも良かった」と話した。

 大会3連覇を目指す畑岡らと同じ「黄金世代」。2年前の日本女子アマでは畑岡(2位)を抑えて逆転優勝している。プロ生活は「すっかり出遅れてしまったけど、自分のペースでやっています」。出身は酒どころの新潟。20歳になってやりたいことは「お酒を飲むこと」だが、今回は格別の「美酒」にありつけるかもしれない。

 ◆高橋 彩華(たかはし・さやか)1998年(平10)7月24日生まれ、新潟市出身の20歳。父の影響で10歳からゴルフを始め、開志国際高に進学。16年の日本女子アマで優勝した。今年7月に2度目の挑戦でプロテストに合格。持ち味は「しぶといゴルフ」。好きな色は黄色。ツアー未勝利。1メートル62、55キロ。

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2018年9月28日のニュース