奈紗 樋口以来48年ぶり3連覇闘志 27日開幕日本女子OP

[ 2018年9月27日 05:30 ]

会見で笑顔を見せる畑岡
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 女子ゴルフのメジャー第3戦、日本女子オープンは27日から4日間、千葉CC野田C(6677ヤード、パー72)で行われる。米ツアーを主戦場とし、6月のアーカンソー選手権で初勝利を挙げた畑岡奈紗(19=森ビル)が今大会3連覇を懸けて一時帰国。4連覇した樋口久子(72=日本女子プロゴルフ協会顧問)以来となる史上2人目の偉業を目指す。

 48年ぶりの偉業へ、米ツアーを主戦場とする畑岡が日本ツアーに帰ってきた。目指すは70年に3連覇し、翌年に4連覇した樋口久子以来となる史上2人目の“V3”。19歳は落ち着いた表情で、4日間の戦いに目を向けた。

 「“米ツアーで優勝している”とギャラリーの皆さんは期待してくれている。ゴルフはあまり良い状態ではないが、ベストを尽くして頑張りたい」

 米ツアーのメジャー最終戦エビアン選手権を16位で終え18日に帰国。ショットが右に曲がる傾向があり、この日の練習ラウンドでも調整したが「よくならなかった」という。それでも、海外の厳しいコースセッティングで戦う中で「グリーン回りのアプローチでパーセーブできるようになった」と自信を口にする。今大会コースでは中学時代にハーフベストの31(パー36)をマークした好相性の場所でもある。米ツアー仕込みのショートゲームで、ショットの不調をカバーするつもりだ。

 レジェンドの活躍にも、刺激を受けた。元世界ランキング1位のタイガー・ウッズがツアー選手権で5年ぶりの復活優勝を果たしたことを知り、「初日から首位守るのは凄いこと」と目を丸くした。予選ラウンドは、こちらも元世界ランク1位の柳簫然、注目のアマチュア・安田祐香(兵庫・滝川二高3年)と同組で回る。「お互いに頑張れたら」と闘志を燃やした。

 ▼柳簫然 奈紗選手は間違いなく日本の次世代のスーパースターになる。一緒に回るのが楽しみ。(韓国、米ツアー6勝)

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2018年9月27日のニュース