体操・田中光氏「まとめ役に徹していければ」パワハラ問題で女子監督に

[ 2018年9月24日 18:39 ]

合宿初日を終え、取材に応じた田中光氏
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 体操の世界選手権(10月25日開幕、カタール・ドーハ)で、一時職務停止となっている塚原千恵子女子強化本部長(71)に代わり、女子日本代表の監督として指揮を執る96年アトランタ五輪代表の田中光氏(46)が24日、都内で取材に応じた。

 千恵子女子強化本部長と夫の光男副会長(70)は、宮川紗江(19=高須クリニック)からパワハラを告発され、第三者委員会の調査が終了し日本協会が対応を決定するまで職務停止に。この日、田中監督のもとで寺本明日香(22=ミキハウス)、村上茉愛(22=日体大)ら代表候補の合宿が始まった。

 団体総合で表彰台に上がれば20年東京五輪の出場枠が得られる大一番を前に、田中氏は大役を託された。この日の練習前、選手には「とにかく一丸となって、みんなで力を合わせて頑張っていこう」と声をかけたという。パワハラ騒動で集中しづらい環境になっているが、「今日見たところ、選手はそれぞれの課題が分かっていて、淡々と練習している。気負いなく頑張っている」と様子を明かした。

 田中氏は17年ユニバーシアード、今夏のアジア大会でも女子監督を務めた。「話しやすい雰囲気が自分にはあるのかな。何でも相談してくださいという話をした。本戦に向けて盛り上がっていくようチームを作っていきたい。いろんな意見の着地点を探して分析して、いい成績を出せるよう考えるのが私の役目。まとめ役に徹していければ」と意気込んでいた。

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2018年9月24日のニュース