チーフスが開幕3連勝 QBマホームズが“記録的”大活躍 父は元横浜ベイスターズの投手

[ 2018年9月24日 13:48 ]

開幕3戦で13TDをマークしたチーフスのマホームズ(AP)
Photo By AP

 NFLは23日に各地で14試合を行い、チーフスは地元カンザスシティー(ミズーリ州)で49ersを38―27(前半35―10)で下して開幕3連勝。2季目で先発QBに昇格したパトリック・マホームズ(23)が38回中24回のパスを成功させ、314ヤードと3TDを獲得して勝利に貢献した。

 マホームズはテキサス工科大から2017年のドラフト全体10番目に指名されてチーフス入り。チーフスは主力だったQBアレックス・スミス(34)をレッドスキンズに放出してマホームズを先発に抜てきしていた。

 マホームズの父パット・マホームズ氏(48)は大リーグの元投手でツインズなど6球団に在籍して通算42勝39敗。プロ野球の横浜ベイスターズにも1997年と98年に在籍し、97年に3勝を挙げている。

 その息子は大リーグではなくNFLの世界で現在、最も注目されるQBとして活躍中。今季3試合ですでに13TDパスをマークし、これは2013年のペイトン・マニング(当時ブロンコス)が記録した開幕3試合の最多TDパス(12)を1つ上回った。

 マホームズはチャージャーズ戦(4TD)、スティーラーズ(6TD)戦を含め93回のパスを投げたが(成功62回)、インターセプトは0。パスの精度とともに、相手守備陣のプレッシャーを振り切る脚力も注目を集めている。

 チーフスの開幕3戦の得点は38→42→38。シーズン突入から3試合連続で38点以上を記録したのは1967年のコルツと2007年のペイトリオッツを含めて史上3チーム目。マホームズの活躍で今季は“記録ラッシュ”の滑り出しとなった。

 49ersは1勝2敗。期待されていたQBジミー・ガロッポロ(26)は左膝のじん帯を断裂したもようで、今季の出場が絶望的となった。

 昨季のスーパーボウルを制したイーグルスは地元フィラデルフィアでコルツに20―16(前半10―7)で競り勝って2勝1敗。昨季の快進撃を支えながらシーズン終盤に左膝のじん帯を断裂してスーパーボウルに出場できなかったQBカーソン・ウェンツ(25)が9カ月ぶりに実戦に復帰し、37回のパス試投で25回を成功させ、最初の攻撃シリーズでTDをマークするなど存在感を示した。

 13―16で迎えた第4Qの残り3分2秒には、ウェンデル・スモールウッド(24)が残り4ヤードを突破してエンドゾーンに突入。これが決勝点となった。

 コルツは1勝2敗。ベテラン・キッカーのアダム・ビナティエリ(45)が3つのFGを成功させ、モーテン・アンダーソン(元セインツほか)が保持しているFGのNFL歴代最多成功記録(565)に並んだが、勝利にはつながらなかった。

 <その他の結果>

セインツ(2勝1敗)43―37*ファルコンズ(1勝2敗)

ビルズ(1勝2敗)27―6*バイキングス(1勝1敗1分け)

*レイベンズ(2勝1敗)27―14ブロンコス(2勝1敗)

パンサーズ(2勝1敗)31―21*ベンガルズ(2勝1敗)

*レッドスキンズ(2勝1敗)31―17パッカーズ(1勝1敗1分け)

*ドルフィンズ(3勝)28―20レイダース(3敗)

ジャイアンツ(1勝2敗)27―22*テキサンズ(3敗)

タイタンズ(2勝1敗)9―6*ジャガーズ(2勝1敗)

*ラムズ(3勝)35―23チャージャーズ(1勝2敗)

ベアーズ(2勝1敗)16―14*カージナルス(3敗)

*シーホークス(1勝2敗)24―13カウボーイズ(1勝2敗)

*ライオンズ(1勝2敗)26―10ペイトリオッツ(1勝2敗)

 *はホーム

続きを表示

この記事のフォト

2018年9月24日のニュース