横審・北村委員長 史上初の三賞該当者なしについて「そんな厳しく考えなくていんじゃないか」

[ 2018年9月24日 19:36 ]

<横綱審議委員会>会見を行った北村委員長も今場所の稀勢の里の10勝を喜んだ(撮影・森沢裕)
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 大相撲の横審議委員会(横審)の定例会が24日、東京都中央区で行われ、横審の北村正任委員長が会見。秋場所千秋楽の三賞選考委員会で、史上初めて殊勲、敢闘、技能の全て「該当者なし」に終わったことについて言及した。

 同委員長は「横審のテーマではないが」と前置きした上で、「三賞該当なしということに疑問が出た。そんな厳しく考えなくていんじゃないか。嘉風の11勝はどうだろう、という声がありました」と定例会で挙がった意見を述べた。最後にも「横審のテーマじゃないから、余計なことだということになるかもしれませんが、そういう意見があったということはお伝えします」と付け加えた。

 1947年秋場所で制度が創設されて以来、三賞全ての受賞者がいないのは初めて。候補には敢闘賞に貴景勝と竜電、技能賞には嘉風が挙がったが、いずれも出席委員の過半数の賛成を得られなかった。 

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