地元・東北高出身の大江 逆転で2年ぶり優勝「信じられない」

[ 2018年9月24日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン最終日 ( 2018年9月23日    宮城県 利府GC=6534ヤード、パー72 )

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン最終日 18番、優勝した大江(右)は葭葉と抱き合って喜び合う(撮影・西川 祐介)
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 日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの残りと最終ラウンドが行われ、2位から出た地元・東北高出身の大江香織(28=アルパイン)が4バーディー、1ボギーの69と伸ばし、通算10アンダーで逆転優勝を飾った。16年3月のTポイント・レディース以来、2年ぶり通算3勝目。単独首位から出た佐伯三貴(34=大和ハウス工業)は72と伸ばせず、アン・ソンジュ(31=韓国)とともに通算8アンダーの2位に終わった。

 20センチのウイニングパットを沈めると、小さくうなずいた。高校時代を過ごした地での逆転Vに大江は「信じられない気持ちでいっぱい。この大会は特別なので」と目を輝かせた。

 前日に残した5ホールを消化し、首位と1打差の2位から最終ラウンドを開始。2バーディーで前半を折り返すと、14番で5メートルのバーディーパットを沈めてトップに躍り出た。

 日大山形中1年時の03年、当時東北高3年の宮里藍さんがこの大会を制したのをテレビで見て、「東北高に行こう」と進学を決めた。「嫌々やっていた」という練習量は倍に。プロを目指すきっかけの大会だった。

 2年ぶりの通算3勝目。次の目標を問われたシャイな28歳は「私はうまくない。もう1回優勝するのは難しいと思うので上位でプレーできるように頑張ります」と控えめに語った。

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