藤原 男子81キロ級初出場で銀、前向いた「世界一の稽古を」

[ 2018年9月24日 05:30 ]

柔道 世界選手権第4日 ( 2018年9月23日    アゼルバイジャン・バクー )

柔道世界選手権男子81キロ級決勝 モラエイ(手前)に敗れた藤原
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 最後は力と力の真っ向勝負に屈したが、20歳とは思えない強心臓ぶりを発揮した藤原が男子81キロ級初出場で銀メダルを獲得。「世界一になるにはまだ遠いと感じた。世界一の稽古をしてまた頑張りたい」と視線をすぐに前に向けた。

 担ぎ技あり、足技あり、寝技ありと多彩な技術で大舞台に臆することなく勝ち進むと、準決勝では延長戦で巴投げで奪った技ありの判定がすぐに取り消される一幕も。心が折れる状況だったが「あれはポイントがなくてもおかしくなかった」と冷静に判断。30秒後、文句なしの一本を奪う戦いぶりに、男子日本代表の井上康生監督も「勝負勘が備わっている。世界で戦える力を見せてくれた」と高く評価。藤原本人も「(日体大先輩の)阿部選手のように技を磨いてオールマイティーな選手になりたい」と強く誓った。

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