史上初、三賞該当者なし 各候補挙がるも過半数には達せず

[ 2018年9月24日 05:30 ]

大相撲秋場所千秋楽 ( 2018年9月23日    両国国技館 )

 大相撲秋場所の三賞選考委員会が23日、両国国技館で開かれ、史上初めて殊勲、敢闘、技能の全て「該当者なし」となった。三賞は1947年秋場所に制定されており、71年の歴史がある。

 東京場所の選考委は数人の審判委員、ベテラン相撲記者、親睦団体である「溜(たま)り会」などからなる。この日は26人が出席。審判委員から三賞に推薦された力士はいなかった。その他の委員からは敢闘賞に貴景勝と竜電、技能賞に嘉風を推す声が上がり、審議後に多数決にかけられたが、いずれも過半数には達しなかった。

 選考委に出席した審判部の阿武松部長(元関脇・益荒雄)は「該当者がいないというのは、若手がはね返されたということ。みんな頑張ってもらいたい。ただ、上位がいいと引き締まる」と話した。

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2018年9月24日のニュース