日体大駅伝総監督に渡辺公二氏 30年ぶり箱根Vの12年に特別強化委員長

[ 2018年9月21日 05:30 ]

渡辺公二氏
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 日体大は20日、部員に対する暴力やパワーハラスメント行為で監督を解任した陸上部駅伝ブロックの総監督に、OBの渡辺公二氏(80)が就任すると発表した。渡辺公氏は全国高校駅伝で兵庫・西脇工を8度優勝に導いた実績があり、12年4月には日体大の特別強化委員長として招へいされていた。学生寮に泊まり込み、練習前の10分間はグラウンド整備を課すなど、独自の指導法で箱根駅伝30年ぶりの優勝を支えた。今回は技術指導を主に担当するという。任期は来年3月まで。

 同大の陸上部監督を務めている男子棒高跳びの元日本記録保持者、小林史明氏(43)が駅伝ブロックの監督も兼任し、遠征などに同行するという。

 駅伝ブロックでは前監督の渡辺正昭氏(55)に胸ぐらをつかむなどの暴力や人格を否定するような言動が複数確認され、日体大が12日に解任を発表していた。10月8日の出雲全日本大学選抜駅伝や来年1月の箱根駅伝には予定通り出場する。

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2018年9月21日のニュース