ロシアの資格停止解除 ドーピング問題でWADAが決定

[ 2018年9月21日 05:30 ]

 タス通信など複数のロシアメディアは20日、世界反ドーピング機関(WADA)が、国ぐるみのドーピング問題で資格停止処分を受けていたロシア反ドーピング機関(RUSADA)が資格回復の条件を満たしたとして処分解除を決定したと報じた。WADAが同日、セーシェルで開いた理事会で決まった。ただし、解除の条件の一つだったモスクワの検査所が保管する検体やデータの提供を年内にできなければ、再度資格停止とする条件が付いた。

 RUSADAの資格回復は、ロシア・パラリンピック委員会(RPC)やロシア陸連に対する処分解除の重要な判断材料となり、ロシア選手団の20年東京五輪・パラリンピック出場の可否にも影響する。一方、ロシアは国ぐるみの不正を公式に認めておらず、今回の協議過程を問題視する批判の声も出ている。

続きを表示

2018年9月21日のニュース