貴乃花親方 復帰場所で優勝争いした自らにダブらせ 稀勢の里に「後半戦は意外といくのでは」

[ 2018年9月18日 20:36 ]

大相撲秋場所10日目 ( 2018年9月18日    両国国技館 )

<大相撲秋場所10日目>遠藤を寄り切りで破った稀勢の里は勝ち名乗りを受ける際、厳しい表情(撮影・西海健太郎)
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 進退を懸けて秋場所に挑んでいる稀勢の里が昨年春場所以来の勝ち越しを決めた。

 普段から稀勢の里を気にかけている貴乃花親方(元横綱)は幕内前半の勝負審判だったため、横綱の取組前に国技館を離れた。それでも9日目の相撲を振り返りながら「頭からいって(当たって)左のおっつけが出ると強い。昨日もそれが出ていました。自然に出ていましたね」と話した。

 序盤の稀勢の里は手探りの状態で、当然のように苦戦する場面もあった。「(横綱は)言葉にできないくらい苦しかったと思います。(そういう中で)よくやっていると思います。見てる方が苦しくなるような感じでした」とその心中をおもんぱかった。

 自らも02年秋場所で7場所に及ぶ長期休場を経て本場所に復帰。10日目を終えて8勝2敗と今場所の稀勢の里同じ星勘定で、最終的に優勝争いに絡んだ。「私も中日くらいまで苦しかったんですけど、後半(戦)は大関、横綱との対戦だったので、それまで(何度も)やっているので意外と伸び伸びやれました」と振り返り、稀勢の里についても「後半(戦)は上位とですから、意外といくんじゃないかと思いました。昨日(9日目の栃ノ心戦)の相撲からそう見えました」と期待した。

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