田中光氏が体操女子日本代表指揮 10月世界選手権、塚原千恵子本部長に代わり

[ 2018年9月12日 23:23 ]

田中光氏
Photo By スポニチ

 体操の世界選手権(10月25日開幕、カタール)で、日本協会の女子強化本部員の田中光氏(46)が女子日本代表の指揮を執ることが12日、分かった。本来は塚原千恵子女子強化本部長(71)が監督を務めるが、夫の光男副会長(70)とともに宮川紗江(19)からパワハラを告発され、第三者委員会の調査結果を基に理事会で対応が決まるまで一時的に職務停止となっている。

 第三者委の調査終了が世界選手権までに間に合わないことから、10日の日本協会の臨時理事会で2人への処置は決定。千恵子本部長が世界選手権で指揮を執らないことになり、山本宜史専務理事(54)は「代行については近日中に発表する」としていた。田中氏は96年アトランタ五輪代表。平行棒では自身の名がついた「タナカ」という技を持つ。17年ユニバーシアード(台湾)、今年のアジア大会(インドネシア)で女子監督を務めた。

 世界選手権の団体総合で3位以内に入れば、20年東京五輪の出場権を得られる。重要な一戦を前に、流通経大スポーツ健康科学部教授で、代表レベルを擁するような特定のチームに属していない田中氏に白羽の矢が立った。46歳の監督代行を先頭に、難局を乗り切れるか。

続きを表示

2018年9月12日のニュース