宮原知子 控えめなキャラからの脱却誓う「ムービースターになった気持ちで滑る」

[ 2018年9月7日 17:03 ]

練習を公開した宮原知子(撮影・後藤大輝)
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 フィギュアスケートの関大勢が7日、大阪府高槻市の関大たかつきアイスアリーナで練習を公開した。2月の平昌五輪女子4位の宮原知子(20=関大)が新ショートプログラム(SP)「小雀に捧げる曲」のイメージを改めて明言。「ムービースターになった気持ちで滑る」と、控えめなキャラクターを脱ぎ捨てて演じる決意を示した。

 2024年北京五輪へ向けて、今季は「五輪が終わって、リセットのシーズン。0からのスタート。いろんなことにチャレンジするシーズンにしたい」と位置付けている。SPもフリーも和のイメージだった昨季から選曲を一変したのもその表れ。調整も順調のようで、左股関節の疲労骨折で長期リハビリを余儀なくされた昨季との違いを強調した。

 「去年と比べるとオフは追い込んで練習が出来たし、アイスショーにも出演ができた。去年できなかったことができている。滑れることに感謝をしたい」

 関西は今年、災害が続いている。6月の大阪北部地震、9月の台風21号の影響で、関大アイスリンクが使えない時があった。別のリンクを使用した。全てが順調だったわけではないが、そうした状況を悲観せずに「そういう中でも練習が出来ることに感謝してがんばらないといけないと思った」と、北海道地震をはじめとしたより苦しい状況にいる人たちを配慮した。

 初戦は14日がSPのUSクラシック(ソルトレイクシティ)。グランプリシリーズはスケートアメリカとNHK杯に出場する。新たな挑戦のシーズンが始まる。

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2018年9月7日のニュース